備蓄米買いたい人と買いたくない人が同率48%!国民の意見が真っ二つに割れる結果に

小泉農林水産大臣が提案している「備蓄米の随意契約販売」について、国民の意見が真っ二つに割れていることが、JNNの最新世論調査で明らかになりました。
この備蓄米は、国が保有している古米や加工米などを5kgあたり2000円程度で販売するもので、物価高や不安定な食料需給の対策の一環として注目を集めています。しかし、JNNが行った調査では、「買いたい」と回答した人が48%、「買いたくない」と回答した人も同じく48%という、極めて拮抗した結果となりました。
内訳を見ると、「ぜひ買いたい」は17%、「どちらかといえば買いたい」は31%。「あまり買いたくない」が26%、「全く買いたくない」が22%という構成で、消費者の意識の分断がうかがえます。
また、「備蓄米の販売が、他の銘柄米の価格を下げると思うか」という問いには、「下がると思う」が35%、「下がらないと思う」が56%と、価格効果に対する疑問の声が多数を占めました。
一方で、現在農家が価格維持のために制限しているコメの生産量を今後増やすことについては、88%が「賛成」と回答。消費者は、価格だけでなく、将来の安定供給や食料安全保障にも強い関心を持っていることが示されました。
今回の調査は5月31日と6月1日にかけて、全国の18歳以上の男女2385人に対し、無作為に電話をかけて行われたもので、1056人から有効回答を得ています。JNNは、インターネット調査に比べて偏りが少ないとされる「RDD方式」と呼ばれる電話調査で、より実態に近い世論を把握しています。
物価上昇が続く中での備蓄米販売。安心を買いたいという声と、価格や品質への懸念が交錯する中、今後の施策とその影響に注目が集まります。
記事のまとめ▼
- 小泉農水大臣の「備蓄米販売」政策に関するJNN世論調査結果
- 「買いたい」48%、「買いたくない」48%と賛否が真っ二つに分かれた
- 「価格が下がると思う」は35%、「下がらないと思う」は56%
- コメの生産量増加には88%が「賛成」と回答
- 調査はRDD方式の電話聞き取りで、より信頼性の高い方法とされる
- 物価高の中、消費者は「価格」よりも「将来の安心」や「納得感」を重視している傾向が見える
参照:Yahoo!ニュース
Xの反応

政府が頑張っているように見えるけど、そもそもお米が高くなったのって、政府の責任じゃないの?

たしかに備蓄米を売り出すのは頑張ってる感があるけど…そもそもここまでお米が高くなった背景って、政府の農政の結果じゃないの?って思ってしまう。根本的な対策をしてほしい。





