「教員を救う部活動改革」過労死ラインからの脱却へ!残業半減の裏に“部活の地域化”

kazuko
中学校の教員の約4割が、国が定める残業時間の上限45時間を超える過酷な労働を強いられている現実があります。その主な要因の一つが「部活動の顧問業務」であり、授業以外にも採点・準備・保護者対応・トラブル対応など、教員の業務は多岐にわたります。
そんな中、富山県朝日町の「朝日中学校」では、2021年から“部活動改革”を進め、教員の負担軽減を実現しています。具体的には、学校主導の部活動を減らし、地域主導の「地域クラブ」へと移行。これにより、教員が部活顧問から外れ、地域の指導者が安全管理を含めた指導を担う仕組みへと変えました。
この改革の結果、教員の月間残業時間は約90時間から45時間へと半減。改革前には“過労死ライン”を超える働き方だった教員も、プライベートが充実することで心の余裕が生まれ、職場の雰囲気も良くなったといいます。校内の笑顔も増え、生徒にとっても良い教育環境が整いつつあります。
ただし、課題も残ります。まず、地域指導者の謝金などに関わる「財政支援」、そして外部指導者の「質の担保」が必要です。朝日町では教員OBやスポーツ団体が活躍しており、AED研修などの体制も整備されつつあります。
記事のまとめ▼
- 中学校教員の約42.5%が国の上限残業時間(45時間)を超えて働いている
- 富山県朝日町は2021年から「部活動改革」を実施
- 学校主導の部活動を減らし、地域クラブへ移行
- 教員の月残業時間が約90時間→約45時間に半減
- 教員に「ゆとり」が生まれ、学校の雰囲気も改善
- 改革の課題は「国からの財政支援」と「指導者の質の担保」
- 地域全体で子どもを育てるモデルケースとなる可能性
参照:Yahoo!ニュース
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もっと先生たちの残業時間が減ってほしい!

先生たちは授業だけでなく、部活動、保護者対応、書類業務など毎日ものすごく忙しい中で子どもたちのために全力で頑張ってくれている。せめて自分の時間や家族との時間を持てるように、もっと働き方が見直されて、残業が当たり前じゃない環境になってほしい。先生が笑顔でいられることは、子どもたちの笑顔にもつながるはず!

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